こんにちは。
首都高の須長です。
山手トンネル内の現場を違った視点で歩いてみると、様々な機器が付いているのがわかります。
そして、首都高の社員であっても、その機器の名前や役割を全て把握しているわけではないのです。
ちなみに、私は土木専攻なので、機械物や電気物はちょっと疎いんです。。。
その機器の中で、変わった姿をしたものを見つけたので、それを紹介したいと思います。
その機器は、これです!


見た目は、ビニール製の傘を持ったような機械。
”くらげ”にも似てます(笑)
これは風向風速測定装置と言って、トンネル内の風向や風速を計っている物なのです。
しかし、なんで閉鎖空間のトンネル内で風速を計る必要があるのか?って思いませんか?
実はこの装置で得られた風速データを基に換気ファンの稼動を制御しているのです。
通常時は車両の通行台数によって変化する排気ガスの濃度を算定し、換気の強弱を行っています。
沢山の車両が通れば、それだけ排気ガスの濃度が高くなり、換気も沢山しなければなりません。
その換気状況が適切に行われているかを、この装置で確認するわけです。
また、発災時には、火災車両から出る煙を換気しなければなりません。
その時にこの装置で確認しながら、煙を一時的に留めたり、車両のいない方向に排出したりと換気制御
を行いながら、煙による二次災害を起こさないようにしています。
あまり、存在感はないですが、こういった機器でトンネル内の安全は保たれているのです。
[セーフティ][現場レポート]
こんにちは。
首都高の須長です。
先日、東京消防庁による現場視察が行われました。

なぜ、消防庁さんに現場を見てもらう必要があるかと言いますと・・・
山手トンネル内で火災が起こった場合、消火活動をしてもらうのが東京消防庁なのです。
山手トンネルは首都高の管制室から消防隊へ通報がいってから、15分以内に火災現場へ到着できる
ように様々な出入口や開口がトンネル内に設けられています。
まずは大橋ジャンクション(以下、JCT)の緊急車出入口を確認。
緊急車出入口とは、消防車が現場にいち早く到着する手段として、既存の出入口に加えJCTの渡り線
に開口を設けています。
緊急車出入口の場所は高架橋からトンネルに繋がる途中に設けられています。
要は地上とのレベルの部分になります。
【区道と接する緊急車出入口】

【国道246号と接する緊急車出入口】

続いて、西新宿JCTの緊急車出入口です。

ちなみに将来的にはこの様な形になります。(既に開通している西新宿JCT北側の連絡路)

次はトンネル内の本線へ。
本線を進行方向から見て右側には転回路と呼ばれる開口があります。

消防車はこの転回路を使って内回りと外回りを行き来することが可能になります。
そうすることにより、現地への到着を早くすることが出来るのです。
完成形としてはシャッターが設けられ、緊急時にそのシャッターが開けられます。
【シャッターのボタン】

この様な現場視察も開通に向けて欠かせない調整事項なのです。
[セーフティ][メイク首都高]
こんにちは。
首都高の増田(新人)です。
突然ですが、
もしもトンネル内で火災が起こったら・・・
逃げなくてはいけません。
そうです。 山手トンネルには350M間隔に非常口があるんです。
が、その非常口に入ったあと、避難路内を迷わず、地上まできちんと避難出来るような誘導計画(サイン計画)になっているか・・・? それも開通に向けて確認すべきことがらのひとつです。
実際に避難路に仮留めの看板等を設置して、サイン確認実験(その2)を行いました。(その1実験の様子はコチラ)
実験方法はシンプル。経路や計画を知らない方々に実際に避難してもらい、改善箇所を答えて頂くというものです。
そこで今日はこのブログ上で、皆さんに、
被験者の方々同様「実際に避難していくとこんな感じ」という雰囲気をお伝え出来ればと思います。
場所は初台の独立避難通路~地上までです。
■火災が発生したら、車道に出て非常口へ。
非常口案内に沿って進むと、3つの回転灯がついた非常口が見えてきます。

■非常口入り口では・・・
内照式看板&地上出口案内 路面には緑の矢印

■避難路の中に入って・・・
進行方向を向く 壁には地上までの経路案内図

■避難路を進みます
床に矢印 と 壁に出口までの距離 (50m毎に設置されます)

■まっすぐ進むと・・・(200mくらい)
突き当たり・・・ 左折ですね 他の非常口と合流します

■左折後・・・
またすぐ左折&合流が そして階段 の踊場に出口案内
(反対車線からの合流です) (階段を上る絵に変わりました)

■少し上ると・・・
広めの空間に 合流有り 奥に見えたのは、、、扉

■扉を開けるるとそこは・・・
まだ地上ではありません。
一時滞留所に着きます (地下深くからの避難するため、地上までの間に設けられているスペースです)
入って 右 左

前 (前にならえ)

■一時滞留所を後にして・・・
ぐるぐると、螺旋階段を上ります。
残り105m 階段の様子

残り60m 階段の様子

■螺旋終了
最後の踊場 最後の合流 最後の30m

写真はここまでです。
普段は見ることの出来ない避難路内の紹介でしたが、
実は首都高40数年の歴史の中で、避難路が使われた事は一度も無いそうです。(私はかなりびっくりしました)
この歴史が止まることないよう、また、本日紹介した内容を皆さん実際に経験することのないよう、開通後のトンネル内でも安全運転をよろしくお願い致します。
[セーフティ][メイク首都高]
こんにちは。
首都高の須長です。
先日、”首都高速道路における都市内長大トンネルの安全防災に関する調査研究”と題した会議
が行われました。

ちょっと長い議題ですが、簡単に言うと山手トンネルの防災安全対策を検討していく会議です。
山手トンネルは来年3月に開通すると全長約10㎞となり、更には品川線が繋がれば18㎞となり、都市内
どころか、国内に目を向けても一番長い道路トンネルとなります。(現時点の日本一は関越トンネルの11㎞)
トンネルで一番怖いのは火災。
それは過去で起きたトンネル火災事故の事例を見てもわかります。(1999年モンブラントンネル事故など)
その火災に対する防災システム、道路管理者の運用が非常に大事となり、更には首都高の交通量の多さや
長大トンネルということを加味すれば、そのシステムがかなり複雑となってきます。
その辺の方針や検討、対策を委員会形式で行っているのです。
委員会には道路トンネルに関しては右にでる人はいないと言われている今田徹東京都立大学
名誉教授を委員長に迎え、委員にはトンネル構造や交通工学の有識者や防災の観点から総務省の
消防庁や東京消防庁の方にも出席して頂いています。

この様な委員会を経て、トンネル防災の1つ1つが決まっていくのです。
[セーフティ]
こんにちは。
首都高の須長です。
突然ですが、この泡消火栓について、ちょっとしたマメ知識を。

この泡消火栓。
何気ないデザインですが、その中にもちょっとした工夫がされています。
それは真ん中の赤い帯が進行方向側から見えるようになっています。

上の写真だと、手前側から奥が進行方向となります。
これは、火災などが起きた場合、車外へ出て避難!となったときに・・・
地下にあるトンネルでは外も見えず、同じような構造が続きます。
心理的に方角(方向)が分からないと混乱をきたす可能性があります。
それに対する対策の1つなのです。
この様な対策を採っていること自体、あまり知られていないので、今後は防災広報の1つとして、
皆さんに知ってもらう努力をしなくてはなりませんね。
[セーフティ]
こんにちは。
首都高の須長です。
今日は西新宿ジャンクション(以下 JCT)の現場へ行ってきました。
用件はこのカーブです。

このカーブ。。。
見てわかるかと思いますが、急カーブなため、先が見えにくいですね。
ここは山手トンネルの渋谷方向から来た車が西新宿JCTを上って4号新宿線へ行くためのカーブ。
図面で見るとこんな感じ。

今回の開通で既に開通してる池袋方向から来る車とカーブを曲がった後に合流するのですが、
合流する車(相手)がどのくらい前から確認できるか?
要は視距がどのくらいとれているかを確認しに行きました。
ここの規制速度は30㎞/h。(みなさん、気をつけて下さいね)
よって、この速度に必要な視距は30m。
これは首都高独自の幾何構造要領、世間一般の道路を設計するのに使われる道路構造令ともに一緒。
平面図で確認した場合、約55m手前で合流車両(池袋方面から来た車)を確認できましたが、
実際の現場ではどうでしょうか?
パラパラ漫画風でどうぞ。
①スタート! ②合流車両との併走まで、あと100m

③カーブに差し掛かります ④ここで初めて合流車両を確認(約50m手前)

⑤ここがR(曲線半径が一番キツイ場所) ⑥ここまで来ると合流車両がハッキリと

⑦遮音壁が終わる所から、併走区間 ⑧合流車両との併走区間、この後に合流部です

このように、机上での確認、そして現場での確認が道路を作る上で大事なことなのです。
地味~な作業ですがねっ(汗)
[セーフティ][現場レポート]
こんにちは。
首都高の須長です。
今日は大橋ジャンクション(以下 JCT)の特殊構造を違った視点で見てもらう場を設けました。
来られたのは東京都身障運転者協会(以下 都障運)の会長をはじめとする6名の方です。

もし、火災が起きてトンネル内からの避難を想定したときに・・・
高齢者や避難弱者(車椅子の方など)の方にもスムーズに避難して頂きたい。
しかし、何気ない段差や勾配が高齢者や避難弱者にとって、致命的になる場合もあります。
また、トンネル内に設けられている非常用施設(特に非常電話)も彼らが使用できる適切な高さに
ついていなければ、意味がありません。
その辺の懸念事項を実際に現場を見て、体験してもらうことで、解消していくのが狙いです。
【車椅子の仕様車。初めて間近でみました】 【おなじみ、”車椅子”のマーク】

【都障運の方ならではの指摘も】

【非常電話の高さもチェック】

【せっかく現場まで来て頂いたので、簡単な概要説明も】

【最後に記念撮影!】

懸念していた大橋JCT内の縦断勾配や横断勾配については、都障運の方からの視点では問題なく
避難できそうな(上っていけそう)見解でした。
その辺については、ホッとしました。
また、舗装等が設置され完成系に近づいたときに、もう一度、都障運の方に確認してもらう予定です。
都障運の皆さん、暑い中ありがとうございました!
[セーフティ][現場レポート]
こんにちは。
首都高の須長です。
今日は西新宿ジャンクションの下にある本線トンネル(西新宿シールド)から報告します。
ここにある初台の避難通路に仮留めのサイン(誘導)看板を設置して、視認性や設置位置を
確認する実験を行いました。
まずは非常口(入口)の周りを照らす、非常口強調灯の視認性を確認。

この非常口強調灯は火災時に煙の影響で視界が悪くなった場合でも、非常口の場所を教えなくて
はなりません。
よって、遠方からでも確認できるかチェックします。
次は避難路内に突入。
ここは独立避難通路という珍しい形状をしています。
まずは、非常口を入ると避難経路案内図と避難誘導板があります。


避難経路案内図は立体的な図となっているため、ちょっと見慣れない感があるかもしれませんが、
階段や他の避難路との合流場所などが詳細に書かれています。
非常口の左手(地上出口と反対側)には緊急電話があります。

SOSという字と赤いデザインがすぐ目に飛び込んで来ますね。
実はこの前には身障者の待機スペースが設けられ、この緊急電話で首都高の管制室と会話をし、
避難の援助を来るのを待っていてもらいます。
よって、階段の付近には多く設置されてあります。
最後に独立避難通路の空間を確認。

施設物との離隔や避難路の幅員を確認。
ちなみに施設物にはテープで養生がしてあります。
身障者の方が車椅子で安全に避難(通過)できるかを確かめるために、実際に車椅子を用意して確認。

8%の勾配があるスロープを通ってみましたが、思っていたより苦もなく通過することができました。
ただし、この辺は実際に身障者の方に体験してもらう必要があります。
この様な感じで、1つ1つ避難通路のサイン計画や形状を確認していく作業も私達の仕事なのです。
[セーフティ][現場レポート]
こんにちは、首都高の増田(新人)です。
突然ですが、インパクトたっぷりの写真をご紹介。
Forever マイケル!!

(こちらの画像は、TOKYO HEAD LINE web より引用しております)
そう、今日は先日亡くなられたマイケルジャクソン氏に関して熱く語りたいと思います!
すみません、嘘です。
上の写真はといいますと、
首都圏で配布されているフリーペーパー
「TOKYO HEADLINE 」
今週号表紙です。
その
「TOKYO HEAD LINE 」今週号
において、半ページに渡り 大橋ジャンクション が紹介されています!

(こちらの画像は記事をスキャンしたものです)
記事ではジャンクション内外の写真が載っているとともに、
記者の方の見学記を通して大橋ジャンクションの構造や技術がわかる内容となっております。
ぜひ皆さんご一読下さい!
(編集長の田沢のアップ写真もあります)
なお、TOKYO HEADLINE は、
毎週月曜日、首都圏エリア(東京・神奈川)にて、無料で発行されているニュースメディアです。
配布場所はこちらから調べる事が出来ます。
http://www.tokyoheadline.com/search/
目印ははじめに載せたマイケルジャクソンの表紙です。
また、今後も大橋ジャンクションの安全管理システムについてレポートが載る事となっております。
そちらの記事もお楽しみに!
[セーフティ]
こんにちは。
首都高の須長です。
前回、トラックの横転シーンをお伝えしましたが、今回はその続き。
エアージャッキを使った、横転車両の引き起こし作業の訓練を報告します。
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[セーフティ][現場レポート]
こんにちは。
首都高の須長です。
現在建設中の山手トンネル内に、なんとトラックが横たわっているではないですか!?


続きを見る
[セーフティ][現場レポート]
こんにちは。
首都高の須長です。
前回にお伝えした初台付近の現場状況の続きです。
ここに設置されている避難通路を遠目から見てみると、こんな形状をしています。

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[セーフティ][現場レポート]
こんにちは。
首都高の須長です。
今日は久々にシールドトンネルの現場に行ってきました。
場所は初台の西新宿シールド。
場所的には甲州街道やオペラシティの真下になるでしょうか。
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[セーフティ][現場レポート]
こんにちは。
首都高の須長です。
前回に引き続き、警視庁との協議対象物を紹介します。
今回は道路情報提供装置、すなわち情報板です。
続きを見る
[セーフティ][メイク首都高]
はじめまして。
首都高の木村です。
大地震の発生により車両火災や沿道火災が拡大し、利用者の生命に危険が及ぶような場合に備えて設置されている非常口(出入口がある場合は出入口)。
その非常口について、実際に歩いてきましたのでご紹介します。
これが晴海線の非常口 「避難階段」です!

高速上を歩いていくと、非常口の案内看板が見えてきます。


ここが避難階段の入口です。入りやすいように壁高欄を切り欠いています。

では出発!まずは階段を降りて行きます。

ここで1度折り返し、更に降りて行きます。


左に曲がると通路になっています。進んでみます。

とその前に、ちょっと一息(今日だけです)。外に目を向けると・・・結構な高さです。。。

気を取り直して通路を進むと、檻のようなものが見えてきました。
次は、らせん階段です。


グルグル回りながら、5周すると

出口に到着です。

どうでしたか?
これでいつ、何が起きても大丈夫!?
でもこの階段は、地震・火災時の緊急時に使用する階段!
平常時は、使用禁止です。
この階段を利用するような災害が起こることのないよう願っておりますが、もしもの緊急時には、譲り合いの気持ちで、そして落ち着いて避難して下さい。
ちなみに、この階段を降りた先、江東区有明2丁目は、地区内残留地区に指定されており、この地区全体が避難場所となっております。
[セーフティ]
こんにちは。
首都高の須長です。
今日は避難誘導サイン計画の打合せ。
まだ、序盤の打合せのため資料のベースを作り、確認事項や懸念事項を潰していく段階です。
今日はこの立体の図面がお題です。

何の図面、何だかわかります?
実はこれは避難通路内に設置するサイン(案内板など)を検討するための図面なのです(まだ、未完成ですが)
トンネルは地下構造であるゆえ、発災時の安全確保を検討するのが必須条件です。
この図面を避難通路内に設置し、お客様を正しい避難経路に誘導することが目的なのです。
手順としては、現在計画されている構造図面(これは平面図と断面図)を立体化することから始まります。
そして、これを基に適切なサイン計画を配置していくのです。
この立体図面、一般の方が見てすぐ理解できるレベルにしなくてはならないため、見た目以上に難しい作業なのです。

開通している山手トンネルに設置された案内図
[セーフティ][メイク首都高]